栄養成分表示の見方と比較のコツ!健康な食生活をサポートするために

栄養成分表示の見方と比較のコツ ラベル・マークの読み方

スーパーで食品を選ぶとき、パッケージの裏にある栄養成分表示を見たことはありますか?

そこに書かれている数字や用語は、なんだか難しそうでついついスルーしてしまいがち。でも、この栄養成分表示には、私たちの健康に大きく影響する情報がたくさん詰まっています。

実はちょっとしたコツをつかめば、食品の良し悪しを簡単に見分けられるんですよ。

この記事では栄養成分表示の見方と、その情報を活用して賢く食品を選ぶコツについて、わかりやすくご紹介します。
毎日の食事が少しずつ変わることで、あなたやご家族の健康を守るお手伝いができれば嬉しいです。

栄養成分表示とは?まずは基礎を押さえよう

栄養成分表示とは食品のパッケージに記載されている、その食品に含まれるエネルギーや栄養素の量を示したものです。

表示される項目は法律で定められており通常、エネルギー(カロリー)・たんぱく質・脂質・炭水化物・食塩相当量の5つの項目の栄養素を記載することが義務づけられています。

食品のパッケージ裏面に書かれている栄養成分表示の例だよ。

栄養成分表示サンプル
  1. エネルギー(カロリー):食品を食べたときに体内で得られるエネルギー量を示します。
  2. たんぱく質:体の組織や臓器の修復、成長に必要な栄養素です。
  3. 脂質:エネルギー源であり、細胞膜の構成成分でもあります。
  4. 炭水化物:主にエネルギー源となり、糖質と食物繊維を含みます。
  5. 食塩相当量:ナトリウムの量を塩に換算したものです。

これらの情報をしっかりと理解することで、日々の食事のバランスを調整しやすくなります。

特に無添加食品やオーガニック食品を選びたいと考えている場合、栄養成分表示は食品に含まれる栄養素を確認するためのもので、添加物の有無は直接確認できません

添加物が気になる場合は、必ず原材料表示を確認しましょう。栄養成分表示では、エネルギー量や栄養素のバランスを把握することで、健康的な食生活に役立ちます。

エネルギーとカロリーの関係を理解しよう

まずエネルギーとは、私たちが日々活動するために必要なエネルギー源です。
食品のパッケージに記載されているカロリーは、その食品を食べることで得られるエネルギーの量を示しています。

カロリーが高い食品は少量でも多くのエネルギーを摂取できるため、食べ過ぎには注意が必要です。

例えばお菓子やスナック類は美味しくてつい手が伸びてしまいますが、カロリーが高いものが多いですよね。

健康を意識している私たちにとって、カロリーをコントロールすることはとても大切。

ですがカロリーだけに注目しすぎると必要な栄養素が不足してしまうこともあります。だからこそ栄養成分表示を総合的に見ることが大切なんです。

たんぱく質・脂質・炭水化物のバランスをチェック

たんぱく質、脂質、炭水化物のキャラクター達

カロリーと同じくらい大切なのがたんぱく質、脂質、炭水化物のバランスです。
この3つの栄養素は三大栄養素とも呼ばれ体のエネルギー源や構成成分となります。

それぞれの役割を理解して、適切なバランスを保つことが健康な食生活の基本です。

  • たんぱく質は筋肉や臓器、髪や皮膚など私たちの体を構成する重要な栄養素です。
    特に無添加食品やオーガニック食品を選ぶ際、たんぱく質がしっかり含まれているかを確認することで、健康的な食事を選べるようになります。
  • 脂質はエネルギー源としてだけでなく、細胞膜やホルモンの材料としても重要です。
    ただし、脂質は摂りすぎると肥満や生活習慣病の原因になることも。栄養成分表示を見るときには脂質の量だけでなく、「飽和脂肪酸」の項目もチェックしましょう。飽和脂肪酸が多い食品は、摂りすぎに注意が必要です。
  • 炭水化物は主にエネルギー源として利用される栄養素で、糖質と食物繊維に分けられます。糖質はエネルギーとして消費されるため、活動量が多い日には必要不可欠です。
    食物繊維は腸内環境を整える役割があり、便秘の予防や血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。
    無添加食品やオーガニック食品を選ぶ際には、食物繊維の含有量も参考にすると良いでしょう。

栄養成分表示を見たときに注意すべきポイント

表示を見てもどこをチェックすれば良いのか戸惑うことも多いでしょう。ここでは、栄養成分表示の中で特に気をつけたいポイントを3つ紹介します。

  • 食塩相当量に注意しよう
  • 糖質の選び方と注意点
  • 添加物が栄養成分表示には記載されていないことに注意

食塩相当量に注意しよう

特に加工食品では食塩相当量が高いことがあります。

食べすぎると塩分過多になり、血圧が上がるリスクも増えます。日本人の1日当たりの目標摂取量は男性で7.5g、女性で6.5gとされていますが、意外にも多くの人がこれを超えてしまいがちです。

例えば、カップ麺やスナック類では1食で4gを超えるものもあります。1食あたりの食塩相当量がどれくらいなのかを意識して選びましょう。

糖質の選び方と注意点

糖質の摂取はエネルギー供給には欠かせませんが、過剰な糖質摂取は肥満や生活習慣病を招く恐れがあります。

栄養成分表示には炭水化物が記載されますがこれには糖質と食物繊維が含まれています。

最近では糖質オフや低糖質の食品も増えているため、総糖質量を気にしつつ食物繊維を多く含む食品を選ぶことがポイントです。

食物繊維は糖質の吸収をゆっくりにする効果があり、血糖値の急上昇を防ぎます。

添加物が栄養成分表示には記載されていないことに注意

栄養成分表示を確認する際意外と見落としがちな点は、添加物の有無が栄養成分表示には含まれていないということです。

栄養成分表示にはエネルギーやたんぱく質、脂質、炭水化物などの基本的な栄養素が記載されていますが、添加物については直接表記されていません。

では添加物がどこに記載されているかというと、原材料名の欄に表示されます。

商品の製造工程で使用されている添加物が何であるかを確認するためには、栄養成分表示だけではなく原材料表示も併せてチェックすることが必要です。

特に保存料、着色料、甘味料などが気になる場合は、栄養成分表示を見た後に原材料欄をしっかり確認しましょう。

この二つを合わせて確認することで、より安全で安心な食品選びができます。

栄養成分表示を見比べて食品を選ぶコツ

牛乳を見比べるうし

ここまで、栄養成分表示の基本的な見方についてご紹介してきました。

でもスーパーに行くとさまざまな商品が並んでいてどれを選べば良いのか迷うことも多いですよね。
そんなときは、栄養成分表示を活用して商品を見比べることが大切です。

同じ種類の食品を比較する

例えばスナック菓子や冷凍食品など、同じカテゴリの商品が複数ある場合それぞれのカロリーや食塩相当量、脂質を比較してより体に優しいものを選ぶのがコツです。

特に家族全員で食べるものや日常的に使う調味料は、細かな成分表示を見て選ぶことが後々の健康につながります。

1食あたりの量を基準に選ぶ

栄養成分表示は100gあたりで記載されていることが多いですが、実際に食べる量はそのままではないことがほとんどです。

パッケージに記載されている1食あたりの量を基準にして、実際に摂取する成分量を把握し商品を選びましょう。

例えばおにぎりを選ぶときにたんぱく質が少ないものを選んだ場合は、別の食品でたんぱく質を補うといった具合です。

カロリーが低いだけでは安心できない

カロリーが低い商品でも糖質や食塩相当量が多い場合があります。

栄養成分表示を見る際は、トータルでの栄養バランスを考慮して、単にカロリーだけでなく他の栄養素にも注意を払うことが大切です。

まとめ:日々の食事に小さな工夫を

栄養成分表示の見方を知ることで、日々の食事選びが少しずつ変わってきます。

最初は難しく感じるかもしれませんが少しずつ慣れていくと、自分や家族の健康を守るためにどんな食品を選べば良いのかが見えてくるはずです。

無添加食品やオーガニック食品を選ぶときも、栄養成分表示を活用することで体に優しい食生活を実現できます。

忙しい毎日の中で少しでも体に良いものを取り入れたいと願うあなたへ、栄養成分表示の活用がその一歩をサポートしてくれることでしょう。

自分の体に合った栄養バランスを見つけて、安心で健康的な食生活を楽しんでくださいね。


この記事で栄養成分表示の基本を学んだら、次は実際に商品を選ぶ際にどのように活用するかが大切です。

具体的な比較のコツや、賢く食品を選ぶためのポイントを知りたい方はぜひ
>>【実践編】栄養成分表示を比較し賢く商品を選ぶためのポイントの記事もご覧ください。日々の買い物にすぐに役立つ情報が満載です!

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