「醤油ってたくさん種類があってどれを選べばいいの?」
「減塩醤油は薄味?それとも普通の醤油と大差ない?」
そんな疑問を抱く方も多いはずです。料理に欠かせない醤油ですが、種類ごとに特徴や塩分量が異なります。
本記事では、代表的な醤油の種類と塩分量をわかりやすくまとめ、それぞれの特徴を活かした選び方を紹介します。これを読めば、スーパーで迷わず自分にぴったりの醤油を選べるようになりますよ!
醤油の種類とそれぞれの特徴|迷わないための基本知識
醤油って、種類が多すぎてどれを選べばいいのか迷いますよね。毎日の料理に使う調味料だからこそ、種類ごとの特徴を知っておくと、料理がもっと楽しくなります。
ここでは代表的な醤油を5種類紹介しそれぞれの特徴、塩分、用途を丁寧に解説していきます。
① 濃口醤油|毎日の料理に欠かせない万能選手
濃口醤油は、日本で使われる醤油の約80%を占める定番中の定番。しっかりとしたコクと深みのある味わいが特徴で、どんな料理にも合わせやすい万能型です。
煮物や炒め物、刺身、タレまで幅広く使えるため、初めて醤油を選ぶならまずこれが安心。
- 味の特徴:まろやかなコクとほのかな甘み
- 色:濃い褐色
- 塩分量:15~16%
- 使いどころ:煮物、照り焼き、炒め物、刺身、醤油ベースのタレなど何でもOK。
💡ポイント:バランスの良い味なので、料理の種類を問わずに使えます。迷ったらまず濃口醤油を選べば失敗はありません。
② 淡口(うすくち)醤油|色を引き立てる関西の定番
淡口醤油は関西地方でよく使われ、料理の色を損なわずに仕上げたいときに便利です。実は、塩分量は濃口醤油よりも少し高め。見た目の「薄さ」とは裏腹に、味のベースをしっかり支えてくれます。
- 味の特徴:スッキリとした軽やかな塩味
- 色:淡い茶色
- 塩分量:17~18%
- 使いどころ:お吸い物、うどん出汁、出汁巻き卵、煮物など
💡ポイント:色を重視したい和食には淡口醤油がベスト。関西風のおだしの効いた煮物や、出汁巻き卵にもピッタリです。
③ たまり醤油|旨味と甘みが濃厚なリッチな醤油
たまり醤油は、通常の醤油よりも大豆の割合が多いため、濃厚でとろみのある質感が特徴です。愛知県を中心に愛されるこの醤油は、特にお刺身や焼き物との相性が抜群。旨味が強いので、照り焼きソースやグリル料理にも最適です。
- 味の特徴:甘みと旨味が強い
- 色:濃い赤褐色
- 塩分量:12~14%
- 使いどころ:刺身、焼き魚、照り焼き、煮込み料理など
💡ポイント:甘みや旨味が強いため、少量でも料理に深いコクが出ます。お刺身にかけるならたまり醤油がおすすめ!
④ 再仕込み醤油|贅沢な二度仕込みの芳醇な味
再仕込み醤油は最初の仕込みで得た醤油にさらに大豆と小麦を加えて、二度熟成させた贅沢な醤油です。
そのため濃厚な味わいと芳醇な香りがあり、少量でも料理のアクセントになります。和食の隠し味や特別な料理に使うと、ひと味違う仕上がりに。
- 味の特徴:濃厚で香りが高い
- 色:深い褐色
- 塩分量:13~15%
- 使いどころ:お刺身、寿司、特別な一品、和食の隠し味
💡ポイント:再仕込み醤油は、少量で料理にインパクトを与えたいときに。大事な場面で使えば、「おっ」と思わせる隠し味に。
⑤ 白醤油|料理の色合いを守る繊細な醤油
白醤油は原料がほぼ小麦で、淡口醤油より色が薄い淡い琥珀色が特徴。主に愛知県を中心に使われる伝統的な醤油です。見た目にほとんど色がつかないため、素材の色を活かした料理にぴったりです。
- 味の特徴:強い甘みと独特な香り
- 色:淡い琥珀色
- 塩分量:16~18%程度(淡口醤油と同程度)
- 使いどころ:お吸い物、茶碗蒸し、白和え、洋風料理の隠し味
💡ポイント:薄い色合いの料理を作るときに使うと、素材の美しさを引き立てます。和食だけでなく、洋風のスープやドレッシングの隠し味としても使える万能さがあります。
醤油の種類を知って料理をもっと楽しく!
「今日はどの醤油を使おうかな?」と考えながら料理するのって、ちょっとワクワクしますよね。濃口醤油でしっかり味を決める日もあれば、淡口醤油で素材の色を活かす日も。
また、たまり醤油の甘みや再仕込み醤油の濃厚さを活かして、いつもとは違う一品を作ってみるのも楽しいはず。
食卓に彩りを加えてくださいね。
塩分と風味で決める!自分に合った醤油の選び方
醤油を選ぶ際に「塩分」と「風味」をバランスよく考えることが大切です。
それぞれの醤油には特徴があり、使い方次第で料理の美味しさがぐっと引き立ちます。
ここでは、塩分の比較や風味を基準にした選び方を紹介し、自分にぴったりな醤油を見つけるお手伝いをします!
醤油の塩分量を比較してみよう
醤油の種類によって塩分量は微妙に異なります。
以下の表で代表的な醤油の塩分量をチェックしましょう。
醤油の種類 | 塩分量の目安(%) | 特徴 |
---|---|---|
濃口醤油 | 15~16% | 旨味とバランスの良い万能醤油 |
淡口醤油 | 17~19% | 塩分が高く、料理の色合いを保つのに最適 |
たまり醤油 | 12~14% | 甘みと濃厚な旨味が特徴的 |
再仕込み醤油 | 13~15% | 芳醇な香りで仕上げに最適 |
白醤油 | 17~19% | 繊細な風味で色を邪魔せず仕上げる |
淡口や白醤油は塩分が高めですが、少量で使うことで減塩の工夫ができます。
自分に合った醤油を選ぶコツとは?
風味で決める:料理を引き立てる香りとコク
醤油は味だけでなく「香り」や「コク」にも大きな違いがあります。
シーンに合わせた使い分けのヒント
シーンごとに最適な醤油を使い分ければ、料理の魅力を最大限に引き出せます!
「自分に合う味」を見つける楽しさを
どの醤油が正解という決まりはありません。実際にいくつか試し、自分や家族の好みに合うものを見つけるのが一番の楽しみです。
「今日はちょっと甘めに仕上げたいからたまり醤油」など、その日の気分や料理に合わせて選ぶのも面白いですよ。
まとめ
醤油は種類によって風味や塩分量が異なり、使い方次第で料理の仕上がりに大きな差が出ます。
今回紹介した醤油の種類と特徴を参考に、ぜひ自分にぴったりの醤油を見つけてください。風味と塩分のバランスをうまく選んで、料理をもっと楽しみましょう!
↓↓こちらの記事では本物の醤油の見分け方など詳しく解説しています。良かったら合わせて読んでみてくださいね。