みりんって、どれを選んでも一緒だと思っていませんか?
実は同じ本みりんのなかにも、大きな違いがあります。
昔ながらの製法でじっくり育てられた本みりんは、開けた瞬間の香りが違います。
お砂糖とは違う、お米だけのまろやかな甘み。
これひとつで、いつもの肉じゃがや煮物の味がガラっと変わりますよ。
今回は私が実際に使って「これは台所に常備したい」と心から思えた本みりんだけを、3本厳選してご紹介します。
>>「砂糖じゃ出せない、自然な甘みを楽しみたい」
>>「安心して料理に使える、添加物なしのみりんがほしい」
そんな方は、ぜひ読み進めてみてくださいね。
昔ながらの製法でつくられた本みりんおすすめ3選
では、さっそく。
私が実際に使ってみてこれは本当にいいと実感した本みりんを3本に絞ってご紹介します。
どれも余計な糖類などを一切足さず、お米の甘みだけで丁寧に造り上げた本物です。
「わが家の台所にはどれが合うかな?」と、想像しながら眺めてみてくださいね。
まずは、それぞれの個性がひと目でわかる比較表からどうぞ。
本みりん3商品比較表【伝統製法・無添加】
| 商品名 | 製造元(地域) | 原材料 | 甘さのタイプ | 特徴 | 向いている料理例 |
|---|---|---|---|---|---|
| 福来純 本みりん | 白扇酒造(岐阜) | もち米・米こうじ・米焼酎 | まろやか・ふくよか | 香り・甘み・コクのバランスが絶妙。料理がワンランク上に | 煮物、照り焼き、タレ類 |
| 九重櫻 本みりん | 九重味淋(愛知) | もち米・米こうじ・米焼酎 | 軽やか・すっきり | 後味すっきりで素材を引き立てる。和菓子にも◎ | 炊き込みご飯、煮物、和スイーツ |
| 三州三河みりん | 角谷文治郎商店(愛知) | もち米・米こうじ・米焼酎 | しっかり・奥深い | お米の旨みと甘みをしっかり感じる。存在感ある味わい | 照り焼き、煮豚、すき焼き |
ではそれぞれの魅力を、ここからひとつずつご紹介していきますね。
福来純 伝統製法 熟成本みりん|まるでデザートワインのような深みと香り
出典:Amazon.co.jp
「これが本みりんの味か…!」
初めて口にしたときの衝撃、今でもよく覚えています。
岐阜県・白扇酒造が手がける「福来純」は、三年以上かけてじっくり熟成された、本格派の本みりん。
原料は米・米麹・米焼酎のみ。昔ながらの天然醸造で、余計なものを一切使わずに仕込まれています。
一口なめた瞬間、ふわっと広がる華やかな香りと、まろやかで角のない甘み。まるでデザートワインのような上品さがあって、ただの調味料とは思えません。
煮物や照り焼きに使ってみたら、「あれ、料理の腕が上がった?」って思えるほど仕上がりが違って。
ただ甘くなるだけじゃなくて、素材の旨みが引き立ち、料理にじんわりと深みが出て、味全体がしっくりまとまる感じなんです。「みりんを変えただけで、こんなに味が違うんだ」と実感できる一本です。
本みりんデビューにもぴったりの、太鼓判を押したくなる存在です。

上品なコクと照りで、いつもの料理がちょっと贅沢になりますよ。
福来純のここがすごい!
【詳細情報】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 福来純 本みりん(三年熟成) |
| 製造元 | 白扇酒造(岐阜県加茂郡) |
| 原材料 | もち米(国産)、米こうじ、本格焼酎 |
| アルコール度 | 約14% |
| 熟成期間 | 約3年 |
| 内容量 | 500ml /720ml / 1.8L など |
| 保存方法 | 開封後は常温保存(直射日光は避ける) |
こんな人におすすめ!
そんな方にこそ、ぜひ一度使ってみてほしい本みりんです。伝統の味わいを感じられる、初めてのみりんにもぴったりの一本です。
九重櫻 本みりん|すっきり軽やか、それでいて芯のある甘み
出典:Amazon.co.jp
「濃厚なのもいいけど、もうちょっと軽やかさがほしいな」
そんなときに出会ったのが、この九重櫻でした。
三河みりん発祥の蔵元といわれる九重味淋(ここのえみりん)が手がける、昔ながらの製法でじっくり仕込まれた一本です。原材料は「もち米・米こうじ・本格焼酎」のみ。余計なものは一切入っていません。
一口なめてみると、ふわっとした甘さがすっと広がって、後味はとてもすっきり。甘みが強すぎず、でも芯のある旨みがしっかりあって、これは料理でもおいしく仕上がるやつだ…と確信。
特に、素材の味を生かしたい和食や煮物にぴったりで、出しゃばらず、そっと味を支えてくれる感じ。
「なんか今日の味、まとまりがあるなぁ」と思える、名脇役タイプの本みりんです。
毎日のおかずにちょっと使ってみてください。ふだんの料理が、なんだかすこし整って感じる。そんな1本です。

甘さ控えめ派の方や、食後酒としても楽しみたい方におすすめ!
九重櫻 本みりんのここがすごい!
【詳細情報】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 九重櫻 本みりん |
| 製造元 | 九重味醂(愛知県碧南市) |
| 原材料 | もち米(国産)、米こうじ、本格焼酎 |
| アルコール度 | 約13.5% |
| 熟成期間 | 約2〜3年 |
| 内容量 | 500ml / 1.8L など |
| 保存方法 | 開封後は常温保存(直射日光は避ける) |
こんな人におすすめ!
そんな方にこそ、ぜひ一度試してほしいみりんです。きっと、新しいおいしさに出会えるはずですよ。
三州三河みりん|しっかり甘くてコクと香りが広がる王道の一本
出典:Amazon.co.jp
最後にご紹介するのは、ザ・本みりんという言葉がぴったりな一本。
三州三河みりんは、明治43年創業の角谷文治郎商店が手がける本格派。
もち米・米こうじ・米焼酎だけで、昔ながらの製法を守ってじっくり仕込まれています。
甘さはしっかりめ。でもくどさのない自然な甘みで、旨みと深みがじわっと加わる感じです。
私は煮物や肉じゃがに使うことも多いんですが、味にまとまりが出て「これぞ和食!」という仕上がりになるんですよね。
伝統製法でていねいに造られている分、風味も安定感も抜群。しっかり味の料理に使いたい方や、甘みとコクを両立させたい方にぴったりです。

料理にこだわりたい人や、安心できる調味料を選びたい人に。
三州三河みりんのここがすごい!
【詳細情報】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 三州三河みりん(三河みりん) |
| 製造元 | 角谷文治郎商店(愛知県碧南市) |
| 原材料 | もち米(国産)、米こうじ、米焼酎 |
| アルコール度 | 約14% |
| 熟成期間 | 約2年(商品による) |
| 内容量 | 700ml / 1.8L など |
| 保存方法 | 開封後も常温保存(冷蔵はNG) |
こんな人におすすめ!
そんな方にこそ、一度使ってみてほしい本みりんです。毎日の料理が、ちょっと特別に感じられると思いますよ。
本物のみりんってどんなもの?

おすすめ3選を見て、気になる一本は見つかりましたか?
ここでは選ぶ前に知っておきたい、本みりん・みりん風調味料・発酵調味料の違いをざっくり整理してみますね。
実はこの3つ、名前は似ていても中身はまったくの別モノなんです。
【種類別比較表】
| 種類 | 原材料 | アルコール | 味の特徴 | 酒税 |
|---|---|---|---|---|
| 本みりん(伝統製法) | 米・米麹・焼酎 | 約14% | 自然な甘み・コク | かかる |
| みりん風調味料 | 糖類・調味料・酸味料など | 含まれない | 甘みが強くコクは少なめ | かからない |
| 発酵調味料(みりんタイプ) | 米・米麹+塩・糖類など | 約14% | やや人工的な甘さ | かからない(塩分入り) |
では、もう少し詳しく見ていきましょう。
●本みりん
米、米麹、焼酎など自然の材料をじっくり発酵させて作られた調味料です。
まろやかな甘みと深みのある旨みが特徴で、料理をワンランク引き上げてくれます。
アルコール分があるため、そのまま飲むこともできるんですよ。
●みりん風調味料
砂糖やブドウ糖、調味料を混ぜてみりんっぽくしたもので、発酵はしていません。
値段は安いですが、自然な甘みやコクも期待できません。
甘さが強く、あとに残る味が気になる人も多いようです。
とにかく安くて甘さを足したい、というときにはアリかもしれませんが、料理に深みを出したいならやっぱり本みりんの方がおすすめです。
●発酵調味料(みりんタイプ)
原料は本みりんと似ていますが、塩が加えられていて飲用はできません。
みりんと酒税の区分けの都合で生まれたタイプで、価格は中間的。
中には良質なものもありますが、裏ラベルの確認は必要ですね。

迷ったときは「原材料」と「アルコールの有無」で見分けましょう!
素材の旨みと甘みを活かした料理には、昔ながらの本みりんがおすすめです。
料理の仕上がりが変わる!本みりんの力
「なんか、いつもより料理が美味しくできたかも…?」
はいそれ、本みりんの力かもしれません。
本みりんにはただ甘みをつけるだけじゃない、料理を格上げしてくれる6つの力があります。
ここでは実際に私も感じている本みりんの実力を、わかりやすくご紹介していきますね。
1. うま味とコクが増す
本みりんには、発酵によって自然に生まれたアミノ酸や糖分がたっぷり。
これが、料理に奥行きのある深い味わいを加えてくれるんです。だしのような旨みがプラスされて、いつもの味がワンランク上に。

甘いだけじゃなくてなんか美味しいぞ!その理由は、ここにあります。
2. 味がまろやかに調和する
砂糖の甘さって、時々とがって感じることありませんか?
本みりんは、とげとげしさのない自然な甘みなので、調味料同士がすっとなじみます。煮物や炒め物でも、味が全体にまるくまとまる感覚があるんです。
3. 煮崩れを防ぐ
本みりんに含まれるアルコール(焼酎由来)の力で、食材の細胞がキュッと引き締まります。
これによって、煮込み料理でも形が崩れにくくなるんです。
特に、魚の煮つけや根菜の煮物などでは、見た目の美しさがグッとアップします。
4. ツヤが出る
照り焼きや煮物に本みりんを使うと、照りツヤがしっかり出て、一気にプロっぽい見た目に。

「見た目が美味しそう」って、実は味の満足度にも直結しますよね。
5. 臭みを消す
お肉や魚を扱うときにありがちなのが臭み。ここでも活躍するのがアルコール(焼酎由来)。
臭みをやわらげて、素材の持つ本来の味を引き出してくれるんです。
下処理にもおすすめですよ。
6. 味がしっかり染みる
本みりんに含まれるアルコール(焼酎由来)の働きで、食材の繊維がやわらかくなり、味が中までじんわり染み込みやすくなります。
おでんや肉じゃがのような煮込み料理にぴったり。

ただの砂糖の代わりじゃありません。
本みりんには、本みりんにしか出せない仕事ぶりがあるんです。
甘み、香り、コク、見た目のツヤ、下処理まで──
どれをとっても、料理をちょっといい感じに仕上げてくれる頼もしい存在。
一度使うと、「あ、これじゃなきゃダメかも」って思っちゃうんですよね。
よくある質問|本みりんについて、みんなが気になること

- Q本みりんとみりん風調味料って、そんなに違うの?
- A
はい、実はまったく別物なんです。
本みりんは、米・米麹・焼酎を発酵・熟成させて作る伝統的な調味料。
自然な甘みと、深いコクが魅力です。一方で、みりん風調味料は糖類やうま味調味料などを混ぜて作った、いわば本みりんに似せて作られたもの。
発酵はしておらず、香りやコクは本みりんにはかないません。
甘みだけでなく、料理の仕上がりの美しさ・うま味の奥行きが変わります。
- Q開封後のみりん、どこで保存するのが正解?
- A
基本は常温保存で大丈夫です。
冷蔵庫に入れると、糖分が結晶化してシャリシャリになることも。
直射日光を避けた、風通しのいい場所でしっかりフタを閉めて保管しましょう。風味を保つためにも「冷蔵しない」「密閉しておく」がポイント。
※より詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ
- Q本みりんってお酒だけど、子どもには使わない方がいい?
- A
はい、本みりんはアルコールを含むお酒の一種です(アルコール度数は約13〜14%)。
ですが、加熱調理すればアルコールは飛ぶため、基本的に子どもやお酒が苦手な方でも問題ありません。煮物や照り焼き、炒め物など、火を通す料理に使えば安心して召し上がれます。
💡 ただし、飲むのはNG!
最近は「そのまま飲んでもおいしい」という声もありますが、飲用する場合は完全にお酒扱いになります。
未成年の方や妊娠・授乳中の方には向きませんので、飲むのは控えてくださいね。
料理に使うぶんには大丈夫。でも、お酒であることを忘れずに
- Qどこで買うのがおすすめ?
- A
スーパーで手に入りにくい本格派みりんは、ネット通販が便利です。
この記事でご紹介しているみりんは、Amazonや楽天市場などでも購入できます。
※商品紹介パートにリンク・画像あり
本物のみりんは店頭にあまり並ばない分、ネットでじっくり選ぶのが正解です。
まとめ|昔ながらの製法のみりんで料理の味をワンランクアップ!
料理って、ほんの少しの違いで仕上がりがガラッと変わるもの。
昔ながらの製法でつくられた本みりんは、まさにそんな違いを生む一瓶です。
素材の味を引き立て、コクと香りをプラスして、まるでお店のような仕上がりに。
今回ご紹介した3本は、どれも余計な添加物を使わず、丁寧に造られた本物のみりん。
どれを選んでも間違いありませんが、もし最初の1本で迷ったなら…
「福来純 本みりん」をぜひ。
私が最初に「本みりんって、こんなに違うのか」と感動した1本です。
普段の料理に少しだけこだわりを加えてみたい。
そんなときは、本物の調味料からはじめてみるのもおすすめですよ。
気になる本みりんは見つかりましたか?どれも昔ながらの製法で丁寧に作られた、自信をもっておすすめできる3本です。もう一度、商品リンクをまとめておきますね。気になったものがあれば、ぜひチェックしてみてください。
雑談パート|私がみりんにハマったきっかけ

じつは、以前の私は「みりんなんてどれも同じ」と思っていました。
でもあるとき、料理に使うお砂糖の多さが、ふと気になったんです。
せっかくなら、添加物のない、体にやさしいもので自然な甘みをつけたいな。
そう思って調べて出会ったのが、昔ながらの本みりんでした。
最初にドキドキしながら買ってみたのが、福来純の三年熟成。
さっそく煮物に使ってみたら、もう、衝撃です。
体にやさしいのはもちろん、なにより「めちゃくちゃおいしい」んです。
うまく言えないのですが、味の伝わり方がぜんぜん違います。
お砂糖の甘さが、脳にピンポイントで「甘い!おいしい!」と届く感じだとしたら、この本みりんは違うんです。
口に入れた瞬間、体じゅうの細胞に、ふわ〜っと染みわたるような優しい甘さ。
フタを開けたときの香り、仕上がりのツヤと深いコク。
思わず「これ、いつもと同じレシピだよね?」と、自分の腕を疑ったほどです。
「本物は、やっぱり違うんだ」
調味料をちゃんと選ぶだけで、毎日のごはんがここまで変わる。
そう身をもって実感した、私の原点です。





