無添加食品のメリット・デメリットを徹底解説!買う前に知っておきたいこと

アイキャッチ画像 無添加

私たちが食事やおやつを選ぶとき、最近よく見かける「無添加」という言葉。

「無添加って体に良さそう!」と思って手に取る方も多いですよね。

でも、無添加食品が一体どういうもので、どんなメリットやデメリットがあるのか、具体的に知っている方は少ないかもしれません。

この記事では、無添加食品のメリットとデメリットをバランスよく解説し、どんな風に選んでいけばいいのかをお伝えします。

無理なく安心できる食品選びをサポートしますので、ぜひ参考にしてみてください。

無添加食品ってそもそも何?

まずは、無添加とは何かをおさらいしておきましょう。

無添加とは、食品に保存料や合成着色料、人工甘味料などの化学的な添加物が使われていないことを指します。

無添加食品はできるだけ自然な形で作られ、添加物を使わないため余計な化学物質を摂取せずに済むのが特徴です。

ですが無添加と表示されているからといって、すべてが完璧に安全で健康的というわけではありません。
無添加食品にもデメリットがあり、その点も含めて考える必要があります。

では、具体的に無添加食品のメリット・デメリットを見ていきましょう。

無添加食品のメリット

無添加食品には、健康志向の方やご家族の健康を気にかけている方にとって嬉しいポイントがあります。

メリットのポイントは3つ

  • 体に優しい選択ができる
  • 自然な味わいが楽しめる
  • 添加物に敏感な方やアレルギー体質の方に安心

1.体に優しい選択ができる

一番のメリットは、やはり体に優しい選択ができるという点です。食品添加物には化学的な物質が多く含まれており、これらが体に与える影響についてはまだ明確な答えが出ていない部分もあります。

たとえば保存料や着色料は、長期間摂取するとアレルギーや体調不良を引き起こす可能性があるという指摘もあります。

無添加食品を選ぶことでそうしたリスクを避けられるため、特に小さなお子さんや敏感な体質の方にとっては大きな安心感を得られるでしょう。

2. 自然な味わいが楽しめる

無添加食品のもう一つの魅力は、素材そのものの自然な味わいを楽しめることです。

添加物が使われた食品は、風味や色を強調するために加工が加えられていますが、無添加食品はそのままの素材の風味が活きています。それがまた自然で良いところでもありますよね。

料理やお菓子を口にしたとき、素材本来の味が感じられるのは無添加ならではの良さです。添加物でごまかされない、本物の味に出会えるんです。

特に旬の食材を使った無添加食品は、自然な甘みや旨味が楽しめるので味覚に敏感な方にはぜひおすすめです。

3. 添加物に敏感な方やアレルギー体質の方に安心

化学的な添加物に対してアレルギー反応を起こす方や体が敏感な方にとって、無添加食品はとてもありがたい存在です。
添加物が含まれていないため、体に負担をかけることなく食事ができるのが大きなメリットです。

さらに小さなお子さんの離乳食や、成長期の子供の食事に使う場合も、無添加食品は安心して与えることができます。

長期的に見て、健康への影響をできるだけ減らしたいという方にとっては、無添加は魅力的な選択肢です。

無添加食品のデメリット

無添加食品には多くのメリットがありますが、デメリットもあります。

そのデメリットは3つ。ここからは、その点を見ていきましょう。

  • 保存期間が短い
  • 価格が高い場合が多い
  • 無添加であっても農薬が使われることがある

1. 保存期間が短い

無添加食品の大きなデメリットの一つが保存期間が短いことです。

添加物が入っていないため、保存料で長持ちさせることができません。開封後や調理後は早めに食べる必要があり、冷蔵や冷凍が必須になることもあります。

例えば無添加のパンやお菓子は、添加物入りの製品に比べて賞味期限が短く早めに消費しなければなりません

特に忙しい日々の中で、食べ物をすぐに消費しなければならないのは、時折不便に感じることもあるでしょう。

2. 価格が高い場合が多い

無添加食品は価格が高い傾向があります。理由として添加物を使わずに食品を長期間保存するには、より高品質な原材料が必要となり生産コストが増加するためです。

また保存期間が短いこともあって生産量が限られることが多いため、市場での流通量も少なくなりがちです。

結果として無添加食品は一般の食品よりも高価になりがちで、特にオーガニックやフェアトレードの商品だとさらに高価になることも。日常的に取り入れるにはコストが気になる方もいるかもしれません。

家計とのバランスを考えると、毎回買うのはちょっと躊躇するかもしれませんね。

フェアトレード商品は、生産者が正当な対価を受け取り、環境保護や労働者の権利が考慮された商品です。フェアトレード認証を持つ商品を購入することで、生産者の生活の質向上や持続可能な社会づくりに貢献できます。

3. 無添加であっても農薬が使われることがある

無添加食品は添加物が使われていないという点では健康的ですが、原材料がどのように育てられているかには注意が必要です。

無添加食品でも、農薬や化学肥料が使用されている可能性があるため、オーガニック食品とは異なる部分があります。

たとえば、無添加のジャムやジュースでも、原材料が農薬を使用して育てられている場合があります。
無添加だからといって必ずしも全てが安全とは言えない点は、少し混乱しやすい部分かもしれません。

無添加食品を選ぶときのポイント

では無添加食品を選ぶ際には、どのようなことを意識すれば良いのでしょうか?以下の3つポイントを参考にしてみてください。

  • 食品のパッケージ裏側をチェックする
  • 有機認証マークを探す
  • 信頼できるブランドを探す

1. 食品のパッケージ裏側をチェックする

無添加食品を選ぶ際には、食品のパッケージ裏側に書かれている食品表示の原材料名を確認することが大切です。

使われた材料がわかり、添加物もここに記載されています。材料名が並んだ後に「/」(スラッシュ)以降で添加物が書かれてれていますよ。

例えばこんな感じです。↓↓

原材料名いちご、砂糖 / ゲル化剤(ペクチン)、酸化防止剤(ビタミンC)

不要な添加物が使われていないかどうかを確認し、安心して食べられる食品を選びましょう。

2. 有機認証マークを探す

無添加食品と合わせて、有機認証を受けた食品(オーガニック食品)を選ぶことも一つの方法です。


無添加食品自体には公式な認証マークは存在しませんが、有機認証マーク(例えば有機JASマークなど)が付いている商品は、厳しい基準をクリアしたものです。

これらの商品は、化学合成された添加物や農薬の使用を極力抑えて生産されています。

このマークが有機JASマークだよ

有機JASマーク

ただし有機認証を受けている食品でも、一部の化学合成食品添加物の使用が認められているため完全な無添加を求める場合は、さらに詳細な情報を確認することが必要です。

認証マークだけでなく、具体的にどのような添加物が使用されているかを確認しましょう。

3.信頼できるブランドを探す

信頼できるブランドやメーカーから購入するのが安心です。

口コミやレビューを参考にし実際に購入した人々の意見を取り入れながら、自分に合った商品を見つけてくださいね。

特に、長年の実績があるブランドは品質管理が行き届いていることが多いです。

結局、無添加食品を選ぶべき?

「無添加食品を選ぶべきか?」という問いには、自分のライフスタイルや健康状態に合わせて考えることが大切だとお伝えしたいです。

無添加食品は、添加物の摂取を避けたい方や、アレルギー体質の方にとっては素晴らしい選択肢です。

しかし保存期間の短さや価格の高さ、そして農薬の使用の可能性もあるため、無理なく続けられる範囲で取り入れていくことが大切です。

全ての食品を無添加にする必要はありません。できる範囲で、少しずつ無添加やオーガニック食品を取り入れていくことで、日常の食事をより健康的で安全なものにしていきましょう。

無添加食品とオーガニック食品の違い

ここで、無添加食品とオーガニック食品の違いについても少し触れておきますね。

無添加食品は、人工的な添加物が使われていない食品ですが、必ずしもオーガニックとは限りません。

一方でオーガニック食品は、化学合成された農薬や肥料を使用せず、自然に近い方法で育てられた作物やその加工品を指します。

どちらも健康志向の方に人気ですが、それぞれに特徴があります。無添加食品とオーガニック食品の違いについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。↓↓

まとめ:無添加食品のメリット・デメリットを理解して賢く選ぼう

無添加食品は添加物を避け、体に優しい選択をしたい方にとって大きなメリットがありますが、保存の難しさや価格の高さなどデメリットも理解しておく必要があります。

そのメリットとデメリットを理解して、上手に取り入れることが大切です。

あなたやご家族のライフスタイルに合った食品選びを無理なく楽しんでくださいね。

タイトルとURLをコピーしました